デジカメ片手にこだわり探求 by
Vo..2 自然の恵み  河村園 02/03/17
Vol.1物づくりのこころ 三代工房
Vol. 3 風土に感謝 川上果樹園


静岡県金谷町の 『河村園 』 の河村重信さんにお茶作りのお話をお伺いしました。



2002年3月下旬取材

今回の取材は、お茶の産地 牧の原で自園自製されている河村園の河村重信さんにお話をお伺ってまいりました。

早速、河村さんの車に乗って、まずは島田にある茶畑に案内していただきました。金谷町にある自宅から島田に入り、山に向かって道はどんどん細くなり舗装も終り、だんだんと心細くなって来たらやっと到着。車道から手作りの農道を進んだ所に、周りは山に囲まれ太陽の光を正面に受けたお茶畑が出現しました。

河村氏(以下略・黒字):ここが自慢の茶畑です。いいお茶が取れるんです。

環境がいいですね。空気は良いし、日の当たり方もすばらしい畑ですね。自動車も滅多にこない場所ですし。(笑い)

うちの葉っぱの大きさを良く見ておいて下さい。後で他所の葉っぱと比べていただくと良くわかりますよ。


金谷町から島田市に入りさらに山へ
人里離れ、自然の恵み一杯

えっ! 違うのですか? この季節のお茶の葉を意識して見た事がないんで良くはわからないのですが。
そうですね。よく覚えておきましょう。


うちのお茶は二番茶までしか摘まないようにしているんです。普通お茶は四番茶五番茶と取るのですが、お茶の木に無理をさせないようにすると次の年の生育も良くなるし、葉が残ることで太陽の栄養を吸収しやすくなりおいしいお茶が取れると言う考えでやっています。
木をあるがままで育て、肥料は味の手助けという考えで、必要以上に肥料は与えないし農薬も一番茶の後の一時期だけの低農薬で育てています。

自然の力を大切にしているんですね。栽培にはそれが一番大切なことかも。知れませんね。
この場所も低農薬栽培に適しているんです。他所のお茶農家の農薬散布の影響を受けない点です。周りの茶畑でやっていると空気に壁はありませんから。

そう言えば 上ってくる途中で散布している農家がいましたね。この時期(3月)でも農薬は必用なんでしょうか?

余り意味の無い散布だと思っています。まだ虫が出る季節ではありませんから。予防的な散布をしているのだと思います。あの位の農薬散布をしても、お茶の葉を調べると基準値以下の数字しか出ません。それで散布する方もいらっしゃるんだと思います。

それでは、牧の原の方へ参りましょう。

再び自動車で金谷に戻り、自宅近所から牧の原へと上がっていきました。

滋味豊かにのびのび育ったお茶の葉
車窓より、一面に広がる茶畑の中で
垣根のような緑の絨毯<牧の原>
先ほどの河村さんの茶畑の様子と違って、殆どの茶畑がまるで垣根のようにお茶の葉が刈られていますね。いつも何気なく見ていたんですが、お話を聞いて理由がわかったような気がします。確かに葉っぱも小さく刈り痕も明らかですね。

注:河村さんの茶畑の写真と比べてください。


新芽の出方も現時点で大分違いますよ。うちの茶畑はもう少し先ですので着いたら今度は新芽を見比べて見てください。

しばらく走って

さあ、ここです。見てください。(下)


河村氏

インタビュアー(私)
これが新芽です。今年は暖かくて大分早く育っています。

太いですね。早すぎませんか?

確かにこの時期では霜が心配です。霜よけの扇風機がありますが万全ではありませんから。

他所の畑の新芽を見て 右下の写真

あぁ!こんなに違うんですか。同じ牧の原で育っているのに葉っぱや枝がこんなに切られていると、差は歴然としてくるものですね。でもこれだけ育っていると、お茶の時期は大変でしょう。一斉に始まってしまいそうですね。
河村さんのお茶の新芽 上下
他所の畑の新芽
新芽の太さが違いますね。 カットされた枝・葉の様子も

茶摘みの時期が少しづつずれるように、場所を選び栽培していますが
うちは自園自製ですので、やはり新茶のシーズンは手一杯の夜なべの毎日になります。体はつらいですよ。でも、自信のあるお茶を、お客様に喜んで飲んでいただける喜びには変えがたいですね。

今日はありがとうございました。最盛期間近なこの時期に時間を戴き申し訳ありませんでした。
河村さんのお茶に対する姿勢が良くわかりました。これからお茶をいただく時、今日のお話を参考にして本当のお茶の味を感じてみたいと思います。

河村園さんのホームページ

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