| デジカメ片手にこだわり探求 | by |
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| Vol.1 | 物づくりのこころ ヒノキの三代工房 | |
| Vol.2 献上茶の河村園 | ||
| Vol. 3 風土に感謝 川上果樹園 |
| 静岡市にある「ヒノキの三代工房」の松谷 治さんにお聞きしました。 |
| こんにちは、今日はホームページを見ている皆さんが疑問に思うようなことを質問させていただきます。 木の介護用品をお作りになっていますが、なぜヒノキを材料としてお使いになっているのでしょうか? |
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| こんにちは、三代工房の松谷 治です。今日はよろしくお願いします。 ヒノキを扱う理由の一つは、戦後昭和20年代から30年代に盛んに針葉樹が植林されました。 ご存知ですか? すみません、生まれた頃のことでよくは・・・。でもベビーブームの頃ですね それは建築材として需要が見込まれた為でした。しかし時と共に外材や新建材の進出に従って歩留まりの悪い内地材にとって変わってしまい需要が減少してきたのです。 その結果、山に技術者が入らない--山が荒れて行く--良い木が育たない--需要に応えられない と言う悪循環になってしまっています。 |
| 山が荒れると言うのは、具体的にどういうことでしょうか? |
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| 植林された針葉樹は、下刈りや枝払い間伐等日々の手入れが必要なんです。こんな良い本があります。(右枠参照) 技術者が入らないのでは木は育っても細く根も弱いものです。根が弱いと災害の原因にもなるわけです。 その為に少しでも需要を喚起できればと言うのが理由の一つです。 |
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| 需要が興れば技術者も山に戻れると言う訳ですね。ではもう一つの理由は? |
| 先ほど触れてもいますが、外材・新建材の進出等にも一因がある問題です。それは熱帯雨林の伐採の問題です。環境破壊として人類の大きな問題とされています。 あ!わかりました。植林された内地材を使うことで環境破壊を食い止めたいと言うことですね。 |
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| そこまで大それたことではないのですが、きっかけになれればうれしいですね。私は木の温もりを皆様に伝えたくこの仕事を始めました。そして先ほどの理由でヒノキを使うことにしたのです。まして ヒノキは杉・松と共に日本古来の木であり日本の環境に即した材料です。自然材の温もりを皆様に直に触れていただきたいですね。 |
| では、次の質問ですがユニバーサルデザインとうたわれていますが、そもそもユニバーサルデザインとはなんですか? えっ!良く聞きませんか?失礼しました。一言で云いますと、子供から老人まで快適に生活できる、そんなデザインです。バリアフリーは障害者の方を考えて作られるものですが、ユニバーサルデザインはさらに全ての人を対象として、快適で便利な生活提案です。 なるほど、勉強不足でした。バリアフリーは理解していましたが、障害者・健常者の全てを考えた製品作りををするわけですか。身の回りがこんな製品ばかりになれば究極のバリアフリーの世界ですね。 |
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| 2001年12月号 42p 掲載 |
2001.9 Vol 2 6P 掲載 |
最後に、三代工房さんでは今 学童机に力を入れていらっしゃるそうですが、理由があるのでしょうか? |
学校の机・椅子に |
他にも理由があるのですが、本物を見る目を養ってもらいたい。それには子供の頃が大事なんです。木目印刷のスチールやプリント製品等
ありますが、目で見て手で触ることで本当の木を知ってもらいたいのです。 静岡市で採用された学校の机・椅子は松谷さんのデザインだったそうですが、今どのくらいの使用されているんでしょう? |
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| おかげさまで、市内六っつの小学校で今現在使用されています。情操教育に効果があると認められたと考えています。 |
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ありがとうございました。今日は本当に勉強させていただきました。 これからも、便利で快適な環境家具の開発をお願いします。 こちらこそ ありがとうございました。 |
| 松谷 治 氏 略歴 |
| 1940年大阪生まれ 61歳 金沢美術工芸大学卒 63年青森県庁入り 木工指導所デザイン科にて業界指導に携わる。 66年静岡県庁に移籍 県工業試験場 デザイン室長などを歴任 96年 独立 三代工房を |